ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<3>109を辞めた6日後には居酒屋で働き始める

公開日: 更新日:

 藤崎忍(55)はSHIBUYA109の店長を辞めざるを得なくなったとき、今度は起業をして、109に自分の店を持ちたいと思っていた。

 起業にこだわったのは、やはり経済的な理由からだった。

「ほとんど就職経験のない44歳の私がどこかに勤めて、私立に通う息子と介護が必要な夫がいる生活を守るほどの給料をもらえるとは思えませんでしたから」

 しかし、109は人気が高く、なかなか出店待ちの順番が回ってこない状況にあった。

 藤崎は、差し当たっての生活費を稼ぐ必要に迫られていた。初めて就職情報誌を買い、仕事を探した。

 しかし、自分にできることといえば、料理ぐらいしかない。そこで、新橋駅前にあるニュー新橋ビルの居酒屋でアルバイト店員として働くことにした。

 当初、居酒屋で働くことには抵抗があった。藤崎は区議の娘として育ち、青学初等部から短大までずっと私学という比較的恵まれた境遇に身を置いてきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景