アララ 岩井陽介会長(1)関西学院大学在学中からビジネス「サイバード」創業メンバーと知り合う

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 気づいた時には岩井も、店に入ると売り上げを計算するような変な癖がついたという。ただ「数字で考える習慣がついたことは今の仕事に大いに役立っている」と語る。

 1985年、大阪府立泉陽高校を経て関西学院大学法学部政治学科に入学した。当時の大学は“レジャーランド”といわれ、受験戦争をくぐり抜けた大学生は勉強よりも学生生活をエンジョイすることを求めた。岩井もまた例外ではなかった。

「当時は『モテたい』『儲けたい』『面白いことをやりたい』という気持ちが強かった。イベント会社が主催するサークルに入ってパーティー券を販売したり、イベントを主催したりしていました」

 しかし、いくらパーティー券を売っても、しょせんは無給で企業の手伝いをしているに過ぎない。そこで1年ほど活動してやり方を覚えた後、自分たちで新しいサークルをつくって活動を始めたという。その時、一緒だったのが、のちのサイバードの共同創業メンバーの一人、堀主知ロバートだった。

「フリーペーパーの発行やリサーチ、人材派遣、ディスコのマハラジャを使ったイベント……と、いろいろなことをやりました。大きなイベントをやれば一晩で何十万円、フリーペーパーなら1回、数百万円儲かった。ただ、当時はバブルの真っただ中だったから、毎晩遊びに行って稼いだ金はなくなっていましたけど(笑)」

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