トライオン 三木雄信社長(4)自著「英語は1年でマスターできる」がベストセラーに

公開日: 更新日:

 三木雄信は2006年、ソフトバンクを退社し、オンラインの英会話サービスを提供するトライオンを設立した。33歳のときだ。

「私は当初はヤフー・ジャパンの井上雅博元社長のようにグループ企業の社長にしてもらって、上場させられたらいいなあ、なんて思っていたのです。ところが、ソフトバンクの本業になってしまった通信事業の本部長からなかなか離れることができなかった。だったら自分で起業しようと決意したのです」

 そのとき三木の脳裏に浮かんだのは、教育関連事業だった。

「九州の田舎から出てきて孫社長ともいろいろな仕事ができた。それは勉強をしてきたからだと思ったんです。教育こそ最大の投資だと感じました」

 三木は早速、孫社長のもとに行き相談した。すると「三木、教育で儲けたやつはおらんぞ」と言われた。しかし、それでも、三木は、孫社長の「自分の一生を懸けてもいいと思える事業ならやれ」という言葉も同時に思い出し、教育関連事業に飛び込むことにしたのだった。

 eラーニングを提供するサービスをはじめたが、起業から10年は苦労も多かった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン