トライオン 三木雄信社長(4)自著「英語は1年でマスターできる」がベストセラーに

公開日: 更新日:

「確かに孫社長がおっしゃられたように、なかなか儲からない。この業界は、画期的なサービスを思いついても、すぐにまねをされてしまいますから。しかも、その勉強方法が本当にいいものなのか、よくわからないというのもネックになっていました。受講者はサービスが悪くても、自分の頑張りが足らなかったのではないか、と思ってしまうからです」

 日本では、eラーニングのマーケットはなかなか成長しない。米国や中国韓国では大人気なのに、なぜ日本でははやらないのか、三木は考えた。

「日本人というのは、自分の人生に必要なものを勉強するという習慣がない。受験戦争に勝つために小、中、高と偏差値を上げようとひたすら勉強し、社会に出れば、会社の指示で研修を受ける。だから、自分にとって何が必要なのか、という視点でなかなか勉強しようとしないのです」

 三木は、さまざまなコンテンツを提供するのではなく、eラーニングの中でも人気のある英会話に絞ることにした。受講者と一緒にゴールを設定し、目的を達成するコーチング型のビジネスに切り替えることを決断。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  2. 2

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  3. 3

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  4. 4

    82歳で死去の橋幸夫さんが日刊ゲンダイに語っていた「佐川急便事件」と「統一教会」のバッシング報道

  5. 5

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  1. 6

    御三家の生き残り舟木一夫の“傷だらけの人生”と、兄貴分だった故・橋幸夫さんも太鼓判のサバイバル術

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋