デロンギ・ジャパン 杉本敦男社長(1)就任時は右肩下がりの状態…社員が抱えていた問題点

公開日: 更新日:

 デロンギ・ジャパンは、イタリアのデロンギ本社が製造した商品の輸入販売を行う会社だ。

 同社は1995年に設立、通販会社とタイアップして、オイルヒーターの販売から開始した。

 当初は好調な売れ行きを見せていたものの、2010年、杉本が社長に就任した時には、右肩下がりの状態にあった。

 デロンギの商品は“イタリアニティ”と呼ばれるデザイン哲学を重視して製品化されている。

 ただ、日本とヨーロッパでは住宅事情や文化が異なり、商品によってはイタリアのデロンギ本社で開発されたスペックのままでは、日本の消費者に受け入れられにくい場合もある。

 ところが、当時のデロンギ・ジャパンの社員は、そのような問題点を感じていても、本社に伝えることができないでいた。杉本が入社した頃の同社は本社との交流が少なく、遠慮があったのだ。

「困っているのだったらすぐ電話したらいいのにと思い、『見本を見せるから』と、私が電話をかけました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手