五島つばき蒸溜所 門田邦彦代表(1)大手酒類メーカーを早期退職しクラフトジンづくり
長崎・五島列島の福江島にある「五島つばき蒸溜所」が造るクラフトジン「GOTOGIN」(ゴトジン)が人気を呼んでいる。
稼働してから半年あまり、主な販路はネット通販なのだが、対応が追いついていない。
スタッフは門田を含む3人の共同経営者のみ。製造から管理、出荷まですべて3人で行っている。ビンのラベル貼りまで手作業だという。
月2000本を出荷するという想定を上回る人気に、注文してから2カ月待ち状態と、うれしい悲鳴を上げている。
クラフトジンは15年ほど前に英国の蒸留所が手がけたのをきっかけに火がつき、今では世界的なブームになっている。
比較的安価でカクテルベースとして親しまれてきた従来のジンと違い、個性的で高品質。ウイスキーのように、ロックやソーダ割りにしておいしく飲めるのが特徴だ。
その土地ならではのボタニカル(ベースとなる蒸留酒に加える風味付けの植物素材のこと)などで個性を出す。
GOTOGINのキーボタニカルは、五島に多く自生するつばきの実。
■関連記事
-
語り部の経営者たち 象印マホービン 市川典男社長(3)高級炊飯器がヒットもライフステージにあわせて選ぶことができる製品を…
-
語り部の経営者たち 象印マホービン 市川典男社長(2)家庭用品メーカーのトップブランドを目指して…“CM戦略”が大当たり
-
注目の人 直撃インタビュー リゾート開発計画に揺れる野沢温泉村の村長に聞いた「ニセコでも白馬でもない独自文化の根付く唯一無二の村をつくる」
-
「もうけびと」に聞く金儲けの秘訣 ゴキブリ駆除で業界革命を起こした男に聞いた 完全駆除率99.5%、リピート率97.9%の秘密
-
クルマは乗らなきゃ語れない 新型ダイハツ ムーヴに初試乗! スライドドア化は是か非か? 王者ホンダN-BOXと比べてみた
-
経済ニュースの核心 「エムット」の商標巡り“ニアミス”騒動も…三菱UFJ銀はポイント還元率最大20%ブチ上げ預金獲得強化へ