中国経済の不透明感、日本株の投資妙味…景気循環から見る景気の先行き
ハロウィーンが終わったと思ったら、小売店は一斉にブラックフライデーのセール入り。ボージョレ・ヌーボー、クリスマスケーキ、お歳暮、さらには正月の松飾り……。イスラム教やキリスト教圏では日本らしい消費の賑わいだ。日本の経済成長の原動力は、このような購買意欲を喚起させ、消費を引き出す「ごった煮商戦」にあったのだろう。
ウクライナ、パレスチナなど世界が混沌の中、日経平均株価は上昇、バブル後最高値を更新し3万3000円超え。ただ、その要因には、中国経済の不透明感もあると考える。一時期「ジャパン・ナッシング」と日本を飛び越え、中国に投資資金が集まってたが、いまはまるで違う。
11月24日、中国の資産運用会社は債務超過といわれ、中植企業集団が最大約2600億元(約5兆5000億円)の債務超過に陥ったことが判明した。中植は北京拠点の複合企業。報道によると、資産の約2000億元に対し、負債は約4200億~4600億元に及ぶ。米国との対立激化、不動産不況に続いて、金融不安も台頭、これでは、中国への投資に慎重になるはずだ。
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