迫る史上最高値更新…新NISA高配当銘柄の注意点 “あおぞら銀ショック”が初心者を襲う

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 16日の日経平均株価は一時3万8800円台まで上昇し、1989年12月につけた史上最高値の3万8915円87銭に迫った。今月に入り米ダウ平均株価も最高値を更新していることから、大盛り上がり。年初スタートした新NISA利用者の収益報告がSNSにあふれている。その一方で、出はなをくじかれた投資家もいるという。

 あおぞら銀行は1日、2024年3月期の純損益が黒字予想から赤字見通しになると発表。米国の商業不動産向け融資の追加引き当て、有価証券や債券の損失を計上したためだ。それに伴い、第3四半期末と期末の配当予想を無配に修正したことから、株価は同日、ストップ安まで売られ、足元では、直近高値の3301円から40%ほど下落している。

「新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠がありますが、初めて投資をする人の中には、成長投資枠で高配当銘柄を中心に買い進めている人も少なくありません。中でも四半期ごとに配当が出て、直近の配当利回りが約6%あったあおぞら銀行は専門誌で推奨銘柄として紹介され、人気を集めていました」(証券関係者)

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