著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

バブル最高値更新は近い? あの頃と今の日経平均株価は全くの「別物」だ

公開日: 更新日:

「モー娘。サイコー!」

 かつてアイドル界を席巻したモーニング娘。も今は時代が変わって、「モーニング娘。'24(トゥーフォー)」という名前で活動している。人数は13人。昔に比べれば増えたものだ。いったい誰がやっているのか?

 そのようななか、株式相場は一方的な上昇となっている。そろそろ、あなたも「バブル最高値更新!」という見出しを、目の当たりにすることになるだろう。

 かつて日経平均が最高値(3万8915.87円)をつけたのは、1989年の12月29日のこと。今から約34年前だ。この歴史的な株価を、今、まさに塗り替えようとしている。

 あの頃の流行といえば、財テクに地上げ。ジュリアナ東京ではお立ち台で“荒木師匠”が乱舞していた時代。携帯は「シモシモ~」のショルダーホン。セクハラ、オバタリアンなどの新語・流行語も生まれた。シニア世代にはちょっと懐かしい話だ。

「あの頃と同じバブルなのか?」

 株価だけ見れば、そう勘違いしても不思議ではない。しかし、国民生活は物価高で苦しく、賃金もさほど上がらない。海外旅行なんて、夢のまた夢。円が弱すぎて、外に出る気がしない。決して「好景気」とは言えないのだ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲