新入社員も利用する新ビジネス「退職代行サービス」が台頭するワケ

公開日: 更新日:

「依頼者の6割は入社6カ月未満の方ですが、会社とのコミュニケーションが難しく、入社したばかりで退職の意思を自分から言いにくい。入社早々で辞めたくても誰に伝えていいのか分からないといった対面での退職が苦手な方が多いですね」

■10年以上勤務した社員からも依頼

 一方、新入社員に限らず、「退職を伝えても認めてもらえない。退職届を破られた」といった10年以上の長期勤務した社員からの依頼も多いという。

 退職代行会社の利用者が増え、すでに多くの同様企業が存在している。退職代行会社は、雇用者と直接対話を避けるサービスは同じだが、会社側との訴訟にも対応できる弁護士や法律事務所が運営する会社や、労働組合、民間企業が運営するケースでサービスに違いがある。先の「モームリ」は、弁護士事務所と労働組合と提携しており、退職に関して交渉が必要となると労働組合の組合員が団体交渉権を用いて本人に代わり交渉を行う。料金は会社により若干違うが、前者のケースで正社員2万2000円、アルバイト1万2000円だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い