新入社員も利用する新ビジネス「退職代行サービス」が台頭するワケ

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 人手不足が深刻な企業にとって新たな課題が持ち上がってきた。本人に代わり就職先の企業に退職を伝える「退職代行サービス」という新たなビジネスの台頭だ。

 現在、退職依頼の数が業界で最も多い「退職代行モームリ」(運営会社アルバトロス、東京・大田区)の谷本慎二代表が、GW後に退職代行の依頼は急増しているとこう言う。

「本日(5月13日)1日だけで167件の依頼がありました。すでに(午後1時半時点で)120件の退職が確定し、本日中に依頼されたすべての方が職を去られることになります」

 そして、167件の依頼のうち27件が新入社員だという。さらに5月1日から14日午後2時までの依頼は825件で、そのうち117件が新入社員というのだ。

 厚生労働省が昨年10月に公表した、2020年3月卒業の新規学卒就職者の離職状況では、就職後3年以内の大学卒の離職率は32.3%(1年目10.6%、2年目11.3%、3年目10.4%)。こうした中で注目されているのが退職代行会社なのだ。退職代行サービスを利用する理由を先の谷本氏がこう説明する。

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