自民パーティー券裏金問題で“買い手責任”が炎上するか…企業が問われる政治改革への「原点回帰」

公開日: 更新日:

財界通(以下=財) 自民党のパーティー券収入の裏金問題で、ある有力な財界人から意外な話を聞いた。

政界通(同=政) 何だ、この前の政治資金規正法の改正で十分だというのか?

 いや、むしろ逆だ。

官界通(同=官) パーティー券収入の使途を公開させるべきだというのか?

 それはもちろんだが、パーティー券を買った企業の名前も公開させるべきだと言った。

 いい提案だ。いまは20万円以下の購入者は収支報告書に名前が載らないが、どの企業が誰のパーティーでいくら買ったかが分かるようにすれば、交際費の範囲で課税を逃れている「政治献金」も透明にできる。

 そう、たとえ5万円や10万円でも、株主総会で購入の意図や企業にとっての「価値」を問われる例が出てくれば、きちんと説明できない企業は買うのをやめざるを得なくなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル