9.20同時発売「iPhone16」vs HUAWEI「三つ折りスマホ」の勝者は? カギを握るのは台湾企業
米アップルは9月9日に「iPhone16」を発表。独自の生成AI「Apple Intelligence」を搭載し、文章要約や画像編集といった機能をはじめ、ChatGPTやSiriとの連携により高度な検索やアプリ操作が可能とされる。
ただ、米国でのApple Intelligenceの提供開始は24年10月とされ購入直後は使用できず、日本語版の提供は25年以降、中国語版も25年以降になるようだ。
他方、中国の華為技術(ファーウェイ)は9月10日に三つ折りの折り畳み型スマートフォン「Mate XT」を発表。画面サイズは10.2インチと大きく、アコーディオンカーテンのように3つに折り畳める。
折り畳み式スマホとしては世界で最も薄く、ポケットに収まり、なんとキーボードも接続できるので、もはやノートパソコンだ。同社ウェブサイトによると予約注文は既に360万台を超えている。
アップルは人件費の安さなどから「世界の工場」中国にサプライチェーンを集中させてきた。フォックスコン(鴻海精密工業)、ペガトロン、ウィストロンなどの台湾系EMS(電子機器受託製造サービス)は、アップル製品の組み立てを担い中国各地に広大な製造拠点を展開。フォックスコンの鄭州工場はiPhone生産の約8割を占める重要拠点である。中国と台湾は政治的に対立も、経済面では親密なのだ。
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