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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

9.20同時発売「iPhone16」vs HUAWEI「三つ折りスマホ」の勝者は? カギを握るのは台湾企業

公開日: 更新日:

 米アップルは9月9日に「iPhone16」を発表。独自の生成AI「Apple Intelligence」を搭載し、文章要約や画像編集といった機能をはじめ、ChatGPTやSiriとの連携により高度な検索やアプリ操作が可能とされる。

 ただ、米国でのApple Intelligenceの提供開始は24年10月とされ購入直後は使用できず、日本語版の提供は25年以降、中国語版も25年以降になるようだ。

 他方、中国の華為技術(ファーウェイ)は9月10日に三つ折りの折り畳み型スマートフォン「Mate XT」を発表。画面サイズは10.2インチと大きく、アコーディオンカーテンのように3つに折り畳める。

 折り畳み式スマホとしては世界で最も薄く、ポケットに収まり、なんとキーボードも接続できるので、もはやノートパソコンだ。同社ウェブサイトによると予約注文は既に360万台を超えている。

 アップルは人件費の安さなどから「世界の工場」中国にサプライチェーンを集中させてきた。フォックスコン(鴻海精密工業)、ペガトロン、ウィストロンなどの台湾系EMS(電子機器受託製造サービス)は、アップル製品の組み立てを担い中国各地に広大な製造拠点を展開。フォックスコンの鄭州工場はiPhone生産の約8割を占める重要拠点である。中国と台湾は政治的に対立も、経済面では親密なのだ。

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