小泉進次郎氏が選対委員長起用で迫られる…自民「裏金議員=非公認」の“踏み絵”

公開日: 更新日:

 臨時国会が10月1日召集され、新たに自民党総裁に就いた石破茂氏(67)が第102代首相に就く見通しだ。

 衆院選の早期実施が見込まれる中で、国民が注視しているのが裏金議員の公認問題だ。

 毎日新聞が28~29日に実施した全国世論調査で、裏金事件の実態解明について石破新総裁が取り組むべきかどうか尋ねたところ、「実態解明に取り組むべきだ」は77%にも上った。

 政治資金収支報告書の不記載があった議員は判明しているだけで82人おり、うち衆院は51人。最大派閥だった旧安倍派(清和政策研究会)の「5人組」に名を連ねた萩生田光一前政調会長(61)や松野博一前官房長官(62)らも含まれているが、いまだに誰一人として真相を明かしておらず、国民から見れば常識的に考えて「非公認」は当然だろう。

 カギを握る重要なポストは選挙対策委員長だ。今のところ起用が有力視されている小泉進次郎元環境相(43)は総裁選の出馬会見で、裏金議員の公認について「説明責任を果たしてきたかどうか」や「地方組織の意見」などを踏まえ新執行部で厳正に判断する、と繰り返してきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  2. 2

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  3. 3

    杉田水脈がハシゴ外され参院転出に“赤信号”…裏金非公認の免罪符「政倫審」弁明は現職のみ

  4. 4

    「年収106万円の壁」撤廃で年間9.6万円の負担増に…働き控え解消の先に待つのは「雇い控え」

  5. 5

    自民党都議会でも裏金疑惑!やはり浮上した“安倍派スキーム”…すでに特捜部が動き、石破政権は大ピンチ

  1. 6

    帝国データバンクが発表 企業倒産「31カ月連続増加」の深刻…年末年始が心配だ

  2. 7

    経営再建にあえぐ企業が相次ぐ12月 日産自動車の下請け・孫請けはどうなる?

  3. 8

    企業・団体献金「廃止」を拒む組織内議員の実態…前回参院選直前には労組関連から5.3億円

  4. 9

    “暴言王”足立康史が暴露した「維新最大の恥部」…代表選終盤にチャチャ入り泣きっ面に蜂

  5. 10

    斎藤元彦知事の選挙収支報告書で露呈した“隠蔽工作”の跡 PR会社への支出は代表務める政治団体経由という不可解

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか