著者のコラム一覧
小沢コージ自動車ジャーナリスト

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中の自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『日経電子版』『週刊プレイボーイ』『CAR SENSOR EDGE』『MONOMAX』『carview』など連載多数。TBSラジオ『週刊自動車批評 小沢コージのカーグルメ』パーソナリティー。著書に『クルマ界のすごい12人』(新潮新書)、『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』(宝島社)、『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』(集英社)など。愛車はBMWミニとホンダN-BOXと、一時ロールスロイス。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

マツダ CX-80公道初試乗!例の“足硬”問題はどうなったのか?

公開日: 更新日:

マツダは今回、情報伝達性を大事にしたのだ

 かく言う筆者も一昨年乗ったが、最初にテストコースの良路面で乗った時は気づかなかった。しかし一般道、特に路面に鉄製の継ぎ目がある場所では一定の硬さを感じた……ここが難しいところだが、マツダはこの硬さをあえて許容した部分がある。

 一般的に高級車ほど足は柔らかめになり、振動を伝えなくなるが、最近のマツダ車は違う。不快な音や振動はなるべく抑えるが、特に長距離運転する場合、人間はある程度路面からのフィードバックを必要とすると考える。

 運転とは教習所で習ったはずだが、認知→判断→操作の順にステアリングやアクセル操作を行う。そのためには適度で良質なインフォメーションが必要であり、今回マツダは、情報伝達性を大事にした。ある種のステアリングのダイレクト感や感触を大事にし、路面の情報をある程度伝えるセッティングを選んだのだ。

 しかしその設定が攻めすぎていたのだろう。特に路面からの大きな入力、つまり凸凹路面で指摘される硬さになっていた。

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