高利回りETFが米国の個人投資家の間でちょっとしたブームに

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■「JPモルガン・ナスダック米国株式・プレミアム・インカムETF」は日本の個人投資家にも人気

 カバード・コール戦略を利用し、高い利回りを実現しているのが米国ETFの「JPモルガン・ナスダック米国株式・プレミアム・インカムETF」(JEPQ)だ。米国大型成長株の指数であるナスダック100のボラティリティーを抑えながら、インカムゲインと一定の値上がり益を得ることを目指している。2020年5月の設定以来、安定分配を継続しており、国内のネット証券でも購入できることから、日本の個人投資家にも人気がある。

 JEPQは毎月分配型で10月分の分配金をもとに年換算利回りを計算すると12%になる。毎月分配型のため、新NISAの対象ではないが、信託報酬が0.35%と低いのも魅力だ。同じシリーズには、S&P500を指標とした「JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF」(JEPI)もある。分配金利回りは年7.9%、信託報酬は0.35%だ。

 高い利回りが得られる金融商品は老後資金づくりの手段としても魅力的だが、複雑な手法を利用しているだけに、仕組みを十分理解した上で投資したい。

(ジャーナリスト・向山勇)

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