高利回りETFが米国の個人投資家の間でちょっとしたブームに

公開日: 更新日:

 米国の個人投資家の間で高利回りETF(上場投資信託)がちょっとしたブームになっているようだ。

 ブルームバーグによると、金融インフルエンサーが「100%を超える配当も可能」とはやしたて、個人投資家の人気を得ているという。話題になっているのは、オプション取引を利用して利益を拡大したり、損失を抑えたりする商品。エンハンスト型と呼ばれるETFもそのひとつだが、東証にも5本のETFが上場されている。

 エンハンスト型とは、指数に連動させる運用を行う一方でアクティブ運用も取り入れ、指数を上回るリターンを得ることを目的にしている。ボラティリティーを抑えて、安定利回りを狙う商品も多い。たとえば、「グローバルX S&P500・カバード・コール」は、カバード・コール戦略を利用してS&P500に連動させつつ、ボラティリティーを抑えて、安定リターンを目指している。カバード・コール戦略とは、「指数が一定以上に上昇したときの利益を受け取る権利」を売って、その資金を投資家に分配する手法。指数が大きく上昇しても利益が限定される代わりに権利を売ることで安定収入が確保できる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」