高利回りETFが米国の個人投資家の間でちょっとしたブームに

公開日: 更新日:

 米国の個人投資家の間で高利回りETF(上場投資信託)がちょっとしたブームになっているようだ。

 ブルームバーグによると、金融インフルエンサーが「100%を超える配当も可能」とはやしたて、個人投資家の人気を得ているという。話題になっているのは、オプション取引を利用して利益を拡大したり、損失を抑えたりする商品。エンハンスト型と呼ばれるETFもそのひとつだが、東証にも5本のETFが上場されている。

 エンハンスト型とは、指数に連動させる運用を行う一方でアクティブ運用も取り入れ、指数を上回るリターンを得ることを目的にしている。ボラティリティーを抑えて、安定利回りを狙う商品も多い。たとえば、「グローバルX S&P500・カバード・コール」は、カバード・コール戦略を利用してS&P500に連動させつつ、ボラティリティーを抑えて、安定リターンを目指している。カバード・コール戦略とは、「指数が一定以上に上昇したときの利益を受け取る権利」を売って、その資金を投資家に分配する手法。指数が大きく上昇しても利益が限定される代わりに権利を売ることで安定収入が確保できる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋