自民「政策活動費」廃止は“やってる感”のエセ政治改革 裏金の“入り口”「企業・団体献金」には手をつけず

公開日: 更新日:

 実態が不透明な政策活動費は、「幹事長の軍資金」や「選挙の陣中見舞い」に使われていると言われる。党勢拡大の名の下、支援者との飲食代などに支出されているという話もある。いまだ裏金事件の実態解明に後ろ向きで、裏金政治にどっぷり漬かった自民党が、本気の政治改革などできるのか。

■「『廃止しました!』とアピールする姑息なやり方」

 政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏はこう言う。

「政策活動費を廃止しても『調査費』など別の名目にすれば“使途不明金”をつくることはできる。政党や政党支部から公職の候補者(国会議員など)への寄付は禁じられているのに、『使途は党や支部が決めているので個人への寄付ではない』と強弁して、政策活動費を議員個人に支出してきたのが自民党です。その“解釈”を改めない限り、抜け道は残る。それに、政策活動費という『支出』の裏金は廃止しても、政治資金パーティーや企業・団体献金という『入り口』の裏金には手をつける気がまったくないわけです。政策活動費に論点を向けさせ、自分たちの都合のいい形で決着させて、『廃止しました!』とアピールする姑息なやり方です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    「イマーシブ・フォート東京」が2月末で閉鎖…マーケティング企業「刀」が「ジャングリア沖縄」成否へ正念場

  2. 2

    高市首相が独断専行で原油高対策を猛アピール 国会審議そっちのけ予算案組み替えは“黙殺”の鉄面皮

  3. 3

    イラン戦争で「高市トレード」吹っ飛んだ! 日銀総裁答弁「展開次第で日本経済に大きな影響」の最悪シナリオ

  4. 4

    高市首相側の関与はあったのか? 暗号資産「サナエトークン」が大炎上! 金融庁が調査を検討

  5. 5

    永守重信ニデック名誉会長が辞任…経済界で響く「裸の王様」への警鐘

  1. 6

    麻生太郎氏に「10月政界引退説」 派閥の「裏金疑惑」拡大で窮地…気づけば孤立無援

  2. 7

    イラン攻撃が招く原油爆騰インフレの恐怖「サナエノミクス」で庶民への打撃拡大…それでも「利上げ」に反対なのか

  3. 8

    「IKEA」が原宿と新宿の2店舗を閉店…成長鈍化で郊外型店舗も危うい

  4. 9

    「エプスタイン文書」が高市政権に飛び火 日本政府肝いりPTの重要人物にスポットライトで政策に暗雲

  5. 10

    原油より過熱する「LNG世界争奪マネーゲーム」の行方 “円安”日本は惨敗必至でインフレ地獄まっしぐら

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍J大谷翔平が完全非公開&厳戒態勢の神宮球場でライブBP! 背景にドジャース側からの情報統制か

  2. 2

    高市首相が石川県知事選の敗北にブチ切れ! NHK調査でも内閣支持率が下落…人気低下の兆しに隠せぬ「焦り」

  3. 3

    5199万円で競売にかけられる神戸山口組、井上組長の自宅

  4. 4

    「リブート」で“覚醒”した永瀬廉が主演映画にかける切実事情 キンプリは“分裂3年”で「Number_i」と大きな差

  5. 5

    前園真聖が番組収録中の大ケガで手術…地方路線廃止と出演者高齢化で迎える「バス旅」の転換期

  1. 6

    3.11から15年 高市首相の大暴言「原発事故での死亡者はいない」を風化させるな!追悼式も「行けたら行くわ」福島軽視の冷酷

  2. 7

    「キンプリ」ついに解散状態へ! 永瀬廉の「個人FC」設立と「キントレ」終了の因果関係

  3. 8

    そもそもWBCってどんな大会?日本がMLBの“金ヅル”から脱却できない意外な事情

  4. 9

    国会で、SNSで…「高市早苗の嘘八百」はこんなにある!女性初首相は“真っ黒け”なのに手ぬるい野党の追及

  5. 10

    侍J野手に「8秒」の重圧 1次R3試合無安打の近藤健介を直撃すると…