著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

ソフトバンクG孫正義社長はトランプ氏に急接近…年末は米国株を仕込む格好の時期

公開日: 更新日:

 まさにトランプ次期米大統領へのクリスマスプレゼントだった? 12月16日、トランプ氏はソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長と並んで開いたイベントで、「SBGは今後4年間で米国に1000億ドルを投資、10万人の雇用を創出する計画だ」と発表した。

「孫氏は選挙後の米国に大きな楽観を感じているからこそ、この投資を行う」「米国の将来に対する信頼の比類なき表明」だと述べた。

 孫氏は「SoftBank World 2024」(10月3、4日)で、「昨年の講演ではAGI(汎用人工知能=人間とAIがほぼ同一の知能レベルになる)の世界が10年以内に来ると話したものの、今ではAGIの世界は2、3年後にやって来ると考えている」と語り、「AGIレベルを1万倍ぐらい超えた知能をASIとすると、私はASIが10年以内に来ると思っている」などと述べ、米国のAI企業への期待の大きさを示していた。

 AI関連の主要企業は米国に集中している。QUICK・ファクトセットで時価総額50億ドル以上の3063社を対象に調べると、ドルベースの株価が23年末比で2倍以上になったのは12月16日時点で118社。うち46%にあたる54社がAI関連など米国企業だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし