タワマン「空き部屋」課税は全国に拡大するのか? 神戸市が導入検討で賛否両論飛び交う

公開日: 更新日:

 タワマンの「空き部屋」課税は、首都圏をはじめ日本各地でも導入される可能性はあるのか。

「この課税制度が全国に広がるかといえば、難しいでしょう。セカンドハウスとしての利用など、必ずしも投資とは定義できない所有もあり、『空き部屋』をどう定義するかが難しいところです」(不動産アナリスト・長谷川高氏)

 住宅価格の高止まりを防ぐ目的についても、課題が残ると長谷川氏は話す。

「高騰しているのは神戸市の御影、岡本、北野などの高級中・低層住宅も同じです。タワマンだけを対象にするのは、公平性に疑問が残ります。当然、不動産の持ち主から反発の声が上がると思いますし、数多くの高級住宅が密集している東京などの地域での導入は、現実的とは言えません」

 どうやら課税が実現するまでには、賛否両論が巻き起こりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か