トランプ関税で投資環境は不透明だが…日本の高配当ファンドはがんばっている

公開日: 更新日:

 野村アセットマネジメントのNEXT FUNDSシリーズを利用して日経平均株価に連動するETFと日経平均高配当株50に連動するETFで比較してみよう。過去5年間、積み立て投資をしたと仮定すると、日経平均連動型のリターンは34.2%となる。一方で高配当株50連動型は91.6%だ。毎年1万円ずつ積み立て投資を続けたとすれば、手元資金は前者が約20万5000円であるのに対し、後者は約54万9000円。2倍以上の差が出ていることになる。

 東証が上場企業に対して「企業価値の向上」や「資本効率の向上」を求めているため、今後も株主還元を強化する企業は増えるだろう。そう考えると、高配当株に絞った投資信託の好成績が続く可能性は高い。

(向山勇/ジャーナリスト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」