米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪

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需要量は当初見通しから37万トン上振れ

 代わって米価高騰の理由に浮上したのが、供給量不足だ。農水省は7月30日、24年産米の需要量が当初見通しの674万トンから37万トン上振れし、711万トンになったと公表。一方、生産量は679万トンで需要に対し32万トン不足した計算となる。需要に供給が追いつかなければ価格が高騰するのは市場の摂理だ。コメの需要と供給の見通しを示すのは国の役目。それを基に生産量は決まる。米価高騰は農水省の見込み違いが元凶で、流通悪玉論は真っ赤なウソなのか。

「24年産米が出回る直前の民間在庫量153万トンと、今年5月末までの備蓄米放出量36万トンを含めれば、24年産米の需要量を上回る。コメは不足しておらず、3、6月の調査前に目詰まりを起こしていた可能性もある」(農水省農産局農産政策部企画課の担当者)

 需要量の見込み違いは2年連続。23年産米は当初681万トンと見込んだが、実際は705万トンと24万トン上振れした。①猛暑による精米の歩留まり悪化②当時は小麦製品よりコメが安価③インバウンド増加──を需要増の要因に挙げていた。

「24年産米の上振れ要因に②は考えられず、南海トラフ地震予測の臨時発表に伴う買いだめだけで、37万トンもの需要増は説明できない。今後も検証を続けますが、正直、これといった決定打はありません」(前出の担当者)

 進次郎氏はコメの作況指数の廃止に続き、今後1年の需要量見通しの公表も先送りした。コメ農家には何を参考に生産量を決めろと言うのか。

  ◇  ◇  ◇

「小泉劇場」とともに備蓄米ブームも終焉か。●関連記事【もっと読む】『「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状』で詳報している。

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