FX積み立てにこれだけのメリットとは 外貨預金より低コスト、少額で複数の通貨に分散投資も可能
メガバンクの例では米ドル預金で為替手数料が1ドル当たり50銭(往復)かかるケースもあるが、積立FXの積み立て投資では、買い付け時のコストはゼロ、売却時が5銭と低く抑えられている。
外為どっとコムの「らくらくFX積立」(らくつむ)も同様のサービスである。10種類の通貨ペアが対象で、積立金額は100円あるいは1通貨単位から可能だ。レバレッジは1倍、2倍、3倍から、積み立て頻度は毎日、毎週、毎月から選択できる。また、FXでは外貨預金の金利に当たるスワップポイントを受け取ることができるが、「らくつむ」では、このスワップポイントを再投資して複利効果を高めることも可能だ。
こうしたFXの積み立てサービスは、少額で複数の通貨に分散投資できるのもメリットだ。株式投資では、通貨の分散は簡単ではない。米国株などへの投資で米ドル建て資産への分散は可能だが、ユーロ建てや英ポンド建てでの投資は手軽にはできないからだ。
米国の景気後退が心配される今、資産の通貨分散をするためにもFXの積み立ては活用できそうだ。
(ジャーナリスト・向山勇)