「農林業統計」の異変が示す深刻な高齢化…集計開始後初めて“若返り”の怪現象
「最近は猛暑で屋外作業がつらくなったり、異常気象が常態化して作物が従来のように育たなくなってしまいました。こうした環境の変化で疲弊してしまい、農業を断念してしまう高齢者が少なくありません。そしてなにより、高齢従事者が亡くなっている影響も大きいでしょう」(農水省担当記者)
■コメ高騰が常態化
農業の中でも、特にコメ農家は高齢化が深刻といわれる。長年米価が低迷したことで薄利の経営が続き、資本に余力のない生産者も多い。そのため、高齢の農家ほど「農機具が壊れたらやめる」「再び米価が下がれば引退」という声が多く、いつ大量離農が起きてもおかしくない状況なのだ。
「コメ高騰が騒がれていますが、より問題なのは生産者がいなくなってしまうこと。早ければ、2~3年後には流通量がガタ落ちしてくるでしょう。そうなると、コメ需給が逼迫して、米価高騰が常態化してしまう恐れがあります」(コメ流通関係者)
このまま従事者の世代交代が進まなければ、日本の農業はお先真っ暗だ。
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