「ルンバ」の米アイロボット社が破産 中国企業参加で市場ニーズに寄り添えるか

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 掃除機が勝手に掃除をしてくれる。人は床掃除を忘れていい。それを具現化したルンバは、素晴らしいの一言だった。

 だが、拭き掃除機能が付加されて以降、疑問に思うことが多くなった。拭き掃除は、日本では雑巾、海外ではモップを使うが、いずれも「水」を使う。拭き掃除を導入して以降、ルンバは手間がかかる家電になった。床掃除を忘れるどころか、始終、水の心配をしなければならなくなったのだ。

 日本には、雑巾掛けを頻繁に行うイメージがある。それならば自動化こそが正解だと思うかもしれないが、それは、かつての日本家屋や学校、乳幼児がいる家庭での話だ。昔の日本の家は、風が入ることが必要だった。湿気やカビ対策として風を通す必要があった。当然、砂ぼこりも部屋に入る。このため、面倒でもせっせと雑巾掛けをしていたのだ。

 それを一変させたのがエアコンの普及だ。夏でも窓を閉め切る。結果、砂ぼこりに悩まされるのは、砂場で遊ぶ子どもがいる家庭などくらいになった。現代では雑巾掛けは月に数回で事足りるのだ。

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