著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(83)紙パック式キャニスター掃除機の人気が回復した理由

公開日: 更新日:

 周囲で紙パック式のキャニスターを買い求める人が増えました。コードレス掃除機は便利ですが、動作時間が短い。自動モードでもカタログ上では40分。自動では吸い込んだゴミをセンサーで分析し、ある程度ゴミがなくなったら、吸引力を弱くして節電に努めます。当然、ゴミゴミした部屋だと40分も持ちません。

 コードレスが実用レベルになったのは、「強」で8分、「標準」で20分になった時からです。ユーザーニーズは「60分」でしたが、毎日ちょっとでも掃除しておけば、長時間のまとめ掃除は必要ないということで、どんどん売れ始めました。今や店のメイン商材です。

 そんな中でも紙パック式キャニスター掃除機は根強い人気があります。継続購入者だけでなく、キャニスターに戻る人も多いです。三菱電機は、キャニスターは紙パック式3に対しサイクロン式が1モデルを用意。紙パックに力を入れています。紙パック式キャニスター型は、コンセントにつなぐことさえいとわなければ、掃除機の重さは気にならず、動きは自由自在。加えてパワーが圧倒的でコードレスとのパワーの差は笑えるほどです。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった