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多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(83)紙パック式キャニスター掃除機の人気が回復した理由

公開日: 更新日:

 周囲で紙パック式のキャニスターを買い求める人が増えました。コードレス掃除機は便利ですが、動作時間が短い。自動モードでもカタログ上では40分。自動では吸い込んだゴミをセンサーで分析し、ある程度ゴミがなくなったら、吸引力を弱くして節電に努めます。当然、ゴミゴミした部屋だと40分も持ちません。

 コードレスが実用レベルになったのは、「強」で8分、「標準」で20分になった時からです。ユーザーニーズは「60分」でしたが、毎日ちょっとでも掃除しておけば、長時間のまとめ掃除は必要ないということで、どんどん売れ始めました。今や店のメイン商材です。

 そんな中でも紙パック式キャニスター掃除機は根強い人気があります。継続購入者だけでなく、キャニスターに戻る人も多いです。三菱電機は、キャニスターは紙パック式3に対しサイクロン式が1モデルを用意。紙パックに力を入れています。紙パック式キャニスター型は、コンセントにつなぐことさえいとわなければ、掃除機の重さは気にならず、動きは自由自在。加えてパワーが圧倒的でコードレスとのパワーの差は笑えるほどです。

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