「ロッテリア」を全店「ゼッテリア」に カフェ利用強化でゼンショーはV字回復なるか
ハンバーガーチェーン「ロッテリア」の国内全店が「ゼッテリア」に名称を変更する。牛丼チェーン「すき家」などを運営するゼンショーホールディングス(HD)は2023年にロッテリアを子会社化し、一部店舗をゼッテリアに転換してきたが、ブランド再編の一環で全店を切り替えることを決定した。なお、店名はゼンショーではなく、「絶品」と「カフェテリア」に由来するという。
ロッテリアは韓国・ロッテグループのファストフード事業として1972年に日本橋で1号店を出店。79年には200店舗を達成し、韓国にも進出した。国内では84年に400店舗に到達し、09年のピーク時には500店舗を超えた。
だが、ゼンショーが子会社化を発表した時点で360店舗を下回り、昨年末時点でロッテリア106店舗・ゼッテリア172店舗の計278店舗にとどまっている。
一方で、韓国では1300店舗以上を展開し、約400店舗のマクドナルドを大幅に上回る。日韓で明暗が分かれた背景について、外食関係者は次のように分析する。
「エビバーガーのような看板メニューもあったが、国内では『100円マック』を展開するマクドナルドとの価格競争で苦戦を強いられた。デフレ時代には、モスバーガーなど他社もマックとの競争で業績が悪化した。FC(フランチャイズ)比率は3割で、直営主義であることも店舗展開を阻んだ。一方で韓国ではマクドナルドの進出が88年と遅く、ロッテリアは初のハンバーガーチェーンとして先に下地を築くことができた」


















