「なんでも食べられる系ファミレス」の終焉 モータリゼーションが生んだ外食文化は転換期

公開日: 更新日:

 外食大手のすかいらーくホールディングス(HD)は15日、「資さんうどん」の95店舗目となる新店をさいたま市の岩槻インター付近でオープンする。

 昨年11月に閉店した旧「ステーキガスト」を業態転換するもので、国道16号沿いという立地を生かし、自動車利用の来客を見込む。同社は2024年10月に北九州地盤の資さんうどんを子会社化し、旧店舗からの業態転換を進めてきた。これは、ロードサイド(幹線道路沿い)での需要低下や、自社内での顧客奪い合いに対処するためだ。

 近年好調な、しゃぶしゃぶ食べ放題店「しゃぶ葉」についても同様に、旧ガストからの業態転換を継続している。18年に200店舗を達成した「しゃぶ葉」は現在、約320店舗を展開する。一方で、主力のガストは15年末時点で1390店舗あったが、昨年11月時点で1235店舗まで減少した。

「ガストは全国津々浦々まで展開してきた。人口減少が主な要因だが、各ジャンルに特化した専門店が増えたことで、和洋何でも食べられるというガストのメリットが薄れてきた。資さんうどんは、競合の丸亀製麺が出店していない空白地に出店の余地がある。しゃぶ葉は子連れのファミリー層に支持されている」(外食関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    JR東海が政府に安定供給要請も「潤滑油」は代替調達が困難…このままでは日本の鉄道網も危ない!

  2. 2

    4月ナフサ生産22%減、それでも「足りている」の無責任説明…値上げラッシュが6月からいよいよ本格化

  3. 3

    6月の食品値上げが前月比13倍…「目詰まり解消」リピートばかり農水省無策でコメ騒動の二の舞い

  4. 4

    アサイー商戦が過熱! 110万個販売のセブン-イレブン本格参入で“業界のパイオニア”フルッタフルッタどう動く?

  5. 5

    高市官邸の「カルビーいじめ」で…競合メーカー湖池屋&縁深い岸田元首相が猛烈とばっちり

  1. 6

    鶏肉「100グラム154円」で過去最高に…庶民の味方が価格高騰、もはや安い肉などない

  2. 7

    補正予算3兆円は全額赤字国債、財政悪化懸念に高市・片山コンビが“安心感”強調も…マーケットの不信感は募るばかり

  3. 8

    実感ないのに…日経平均株価が史上最高値を更新する不思議

  4. 9

    スマホ市場は「成熟期」に突入しモデル選びがもっと楽しくなる では注目のメーカーは?

  5. 10

    決済は6割がキャッシュレスなのに…デジタル給与「普及率1.5%」と低空飛行の裏事情

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  3. 3

    ドジャース大谷翔平「サイ・ヤング賞&首位打者」同時授賞に現実味 4年連続5度目のMVPは既定路線

  4. 4

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  5. 5

    山口組、稲川会、住吉会…最高幹部3者の極秘会食で何が話し合われたのか

  1. 6

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  2. 7

    ミスチル、銀杏BOYZ、T-BOLANの直前ライブ中止〈はやく判断できないのか〉アーティストの決断が遅れる背景とジレンマ

  3. 8

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    高市首相ハレンチ答弁の醜悪! 中傷動画疑惑めぐる「秘書音声」追及に「文春の有料会員イヤ」と屁理屈