ホンダの屋台骨が戦略見直しで揺らぐ…ソニーとのEVも販売中止へ
「北米ではHEV(ハイブリッド車)の人気が再燃しており、ホンダもCR-Vが人気車種となっている。一方のEVは充電スタンド不足から需要が一段落した。トランプ政権による税額控除や助成金の停止も追い打ちをかけた格好だ」(自動車業界関係者)
25年の米国市場において、CR-Vの年間販売台数は約40万台で、車種別では4位。上位車種はいずれもガソリン車だ。一方の中国ではEVが普及しているが、現地メーカーが台頭し、日本勢が食い込む余地は乏しいという。
「BYDなどの現地メーカーは価格競争力だけでなく、機能でも評価されている。先進運転支援システムを備え、大型モニターでアプリを操作できる『新しさ』が消費者に支持されている。ホンダがこれに対抗するには、システム開発と新規製造ラインの構築に資金を投入する必要があるが、先行する米中勢を相手に後発で勝機を見いだすのは難しい。相次ぐ中止判断は、収益化が見込めないからだろう」(同)
■HEV強化に方針転換
ホンダはかつて、40年に燃料電池車を含めたEVの販売比率を100%にする目標を掲げ、電動化とソフトウエア開発を目的として、20~30年度に累計10兆円を投資すると公表していた。だが、昨年には投資額を7兆円に引き下げ、今年3月にはリソース配分を見直してHEVを強化する方針へ転換した。


















