著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

ホンダが今シーズンからF1復帰も…本業不振は磨いた技術力でも埋められない

公開日: 更新日:

 ホンダは1月20日、2026年シーズンからF1(FIAフォーミュラ・ワン世界選手権)に参戦する。パートナーを組むのは「アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ・ワン・チーム」だ。21年のF1撤退から5年。ホンダの雄姿がふたたびF1に戻ってくる。

 復帰を決断したのは三部敏宏社長だ。会見に登壇した三部社長は、参戦の意義を「創業者の精神である“挑戦への姿勢”の原点」と強調した。F1初参戦したのは1964年。当時のホンダは二輪車メーカーというイメージが強く、四輪の世界選手権に挑戦することは、「まさに夢への挑戦だった」(三部社長)と振り返る。

 その歩みは劇的だった。翌65年には最終戦で早くも初勝利を挙げる。さらに80年代にはウィリアムズやマクラーレンと組み、アイルトン・セナやナイジェル・マンセルらと「黄金期」を築き上げた。

 しかし、そのプロジェクトも21年でいったん幕を下ろす。50年のカーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量と吸収量を差し引きゼロにすること)実現に向け、経営資源を電動化や知能化といった次世代環境技術に集中させるためだった。

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