党役員も閣僚も留任だらけ 安倍首相「守り」改造に透ける魂胆

公開日:  更新日:

 外遊中の安倍首相が党4役の留任を明言した。谷垣幹事長や二階総務会長は以前から続投するとみられていたが、安倍首相のお気に入りで、重要閣僚への起用が確実視されていた稲田朋美政調会長までもが一転、留任である。

「かわいがっている稲田さんを“守った”ということでしょう。稲田さんの閣僚起用の可能性がメディアで報じられるにつれ、6期以上の入閣待機組を中心に彼女に対する嫉妬がどんどん高まり、恨みの対象にまでなっていた。そもそも政調会長としての仕事は、党内でも霞が関でもあまり評価されていません。経産相や文科相の噂がありましたが、いずれも難題山積で舵取りが難しく、起用にはリスクがあった。党役員に留任なら、誰も文句を言えません」(自民党ベテラン議員)

 稲田氏に限らず、今月7日に予定される内閣改造も留任だらけだ。菅官房長官、麻生財務相、甘利経済財政相、岸田外相の「骨格」に加え、高市総務相、塩崎厚労相、中谷防衛相、太田国交相、遠藤五輪相らもとどまる見通しになってきた。これじゃあ全閣僚の半分が留任だ。女性登用についても、去年は「女性大臣5人」などと改造前に華々しくPRしていたが、今回は「数ありきではない」と慎重。安倍首相は改造で「人心一新」して支持率アップを狙っていたはずだが、この消極的な“守り”の人事は何なのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    また仰天答弁…桜田五輪相は地元も見放した“柏の出川哲朗”

  2. 2

    誤球の松山に「お粗末の極み」と厳し声 手抜きの指摘も

  3. 3

    特番「細かすぎて伝わらない」木梨憲武&関根勤不在のワケ

  4. 4

    片山大臣が一転弱気 カレンダー疑惑“証人続々”に戦々恐々

  5. 5

    北方領土2島先行返還を阻む日米安保「基地権密約」の壁

  6. 6

    玉城知事の訴え効果あり 辺野古阻止は軟弱地盤が足がかり

  7. 7

    M&Aはコミットせず…赤字転落「RIZAP」子会社切り売り必至

  8. 8

    原巨人ため息…“陰のMVP”天敵フランスアは広島であと5年

  9. 9

    移民利権で私服を肥やす 天下り法人「JITCO」の“商売方法”

  10. 10

    オークラを提訴 久兵衛に危惧されるホテル業界の総スカン

もっと見る