ライバル猛追 米大統領選の民主“本命”ヒラリーなぜ大苦戦
2月1日からスタートするアメリカ大統領選の候補者指名レース。トランプが支持率トップに立つ「共和党」に続き、「民主党」にも異変が起きている。民主党の“本命”ヒラリー(68)が、“泡沫”だったサンダース上院議員(74)に急追されているのだ。
米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、最初の党員集会がある2月1日のアイオワ州の支持率は、ヒラリー46%、サンダース42%と大接戦。2月9日に予備選があるニューハンプシャー州は、ヒラリー42%、サンダース48%と逆転している。
指名レースは、序盤で勝利した候補者が勢いに乗るケースが多い。2008年大統領選の民主党候補者選びでも、アイオワで3位に沈んだヒラリーは失速し、首位に立ったオバマが候補者レースを制している。今回も、サンダースが序盤で2連勝したら、そのまま突っ走る可能性がある。サンダースの強みは、若者から圧倒的な支持を得ていることだ。45歳以下に限るとヒラリーの2倍だ。