高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

新党名は国民への決然たるメッセージであるべきだ

公開日: 更新日:

 民主・維新両党の合流にあたって党名を公募したところ、2万件近くも応募があったという。

「ほほう、党名のことまで心配してくれる熱心な支持者が2万人もいたんだ」と感心したが、回答でいちばん多かったのが「民主党(のままでいい)」だったというから笑ってしまった。

 そもそも、新党をつくろうというのに、自分たちで党名を決められずに公募にかけるということ自体、間が抜けた話である。党名というのは、ゆるキャラの愛称とは違って、政治家たちがこの党をつくって何がしたいか、どういう世の中を目指すかを端的に表す、国民=有権者に向かっての決然たるメッセージでなければならない。裏返せば、理念も中心政策も何もないままの合流にすぎないことを自ら告白しているようなものなのだ。

 支持者の多くは事態の本質を見抜いている。これは、夏の参院選を単独で戦えば改選4議席に対して当選ゼロ、非改選の1議席だけしか残らないと予測されている維新が、壊滅を回避するために民主にすり寄っているだけの話で、しかしそれでは、松野頼久代表はじめ合流する半分ほどが民主脱藩者であるため、「出戻り」扱いされて人事面などで冷遇されることになりかねない。だから「民主」の2文字が入らない全く別の党名にすることに維新側はこだわっているのである。

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