ついに日本上陸…不祥事企業を漁る“空売り屋”とは何者か
“空売り屋”が日本に乗り込んできた。空売りとは、株を借りて行う取引。例えば、借りた株を100円で売って、後から市場で60円で買い戻す。差額の40円が利益となる。
「ついに来たか……という印象です。何しろ日本企業は不祥事を連発しています。不正会計の東芝、燃費不正の三菱自動車とスズキ、エアバッグ問題のタカタなどは、不祥事により株価が暴落しました。空売り屋は、次の不祥事企業を探しに来たのでしょう」(市場関係者)
正式名称をグラウカス・リサーチ・グループ(米国)という。
これまで米国はじめ香港、シンガポールなどで投資し、20銘柄以上を空売りの対象にしてきた。なかには、売られに売られ、90%以上の株価暴落に見舞われた銘柄がある。
海外投資家に詳しいエフピーネットの松島修代表は言う。