蓮舫氏に「衆院鞍替えプラン」浮上 東京10区補選に出馬か
「憲法には〈内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する〉としか書かれていません。参院議員は総理大臣にはなれないとは記されていない。しかし、憲法には直接、規定されてはいないが“やってはいけない”と運用、解釈されていることが2つあります。ひとつは国会閉会中の解散です。過去、多くの総理大臣が試みたが断念している。もうひとつが、参院議員が総理大臣になることです。理由は、議院内閣制の中心は、やはり衆議院だということです。憲法も衆議院に優越権を与えている。実際、仮に民進党が衆院選で勝利しても、参院議員である蓮舫代表が総理になることには異論が噴出するでしょう。逆に言うと、参院議員を代表にすることは、政権を担うつもりがないと見なされても仕方がないということです」
過去、野党第1党の党首が衆院議員ではなかったケースが2回ある。1960年、社会党の委員長だった浅沼稲次郎が刺殺された後、参院議員だった江田三郎が委員長代行に就いている。しかし、翌年には河上丈太郎衆院議員に代わっている。さらに、1977年、横浜市長だった飛鳥田一雄を委員長に選出しているが、その後、飛鳥田は、直近の衆院選に出馬している。