高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

公明党と気脈を通じた二階自民党幹事長の「不規則発言」

公開日:  更新日:

 二階俊博自民党幹事長の不規則発言(?)が続いている。まずは8月26日のテレビ番組で「女性天皇を認めないのは時代遅れだ」と言い放った。次は訪問先のハノイで10日、同行記者団の質問に答えた2連発で、「共謀罪」について「今国会で決めなければならないかというと、まだ時間がある」と言い、また、カジノ=IR法案についても「IRがなければ観光が維持できないというのはいかがなものか。もう少し冷静に対応し、正々堂々と国民の理解を得る努力をすることが大事だ」と言った。

 面白いことに、この3件には共通性があって、第1に安倍晋三首相のメンツを潰す話ばかりである。安倍とその背後の日本会議系右翼は、女性・女系天皇には大反対で、男性・男系の万世一系主義にこだわってきた。また共謀罪は、秘密保護法、安保法制の延長上で官邸が成立を重視してきた。IRとはカジノを中核とした都市型複合リゾート施設のことで、安倍がフジテレビの日枝久会長とゴルフや会食を繰り返して、お台場のフジの隣地に「国家戦略特区」まで設定して日本のカジノ第1号をつくるという談合が成立していた。

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