委員会報告はペーパー1枚だけ…豊洲“元凶”は都の隠蔽体質

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 こんなことで全容解明ができるのか。27日行われた都議会の「経済・港湾委員会」。言うまでもなく、主な議題は「豊洲市場」の問題だったのだが、新たな進展も情報もゼロ。直前の理事会は紛糾し、委員会の開始が1時間20分も遅れる波乱の幕開けとなった。

「どうなってるんだ!」。委員会の開始予定時刻の午後1時になっても、都議が議場に姿を現さない。そんな異常事態に傍聴人から怒声が飛んだ。

 委員会の開始が遅れたのは、直前に行われた理事会が終わらなかったからだ。原因は、都側が「豊洲市場」に関する情報を出し渋ったことだ。民進党や共産党が繰り返し、関連資料の開示を求めていたにもかかわらず、都はノラリクラリ。やっと出してきた追加資料は、既に公表されていた「水質調査と空気測定の結果」だった。野党都議はこう憤る。

「信じられない話ですが、当初、都は議会に『豊洲市場の移転延期』だけを説明する予定でした。それが委員会の2日前に分かって都側と大モメになり、スッタモンダの末に『盛り土問題』についての説明を入れさせたのですが、示された資料はA4判のペーパー1枚だけ。これでは、何も分かりませんよ。議会、ひいては都民をバカにしている。このため普通は5、6分で終わる理事会が紛糾したのです。追加で示された資料は既に都のホームページで公表されているもの。これだけ問題になっているのに、都は新しい情報を開示しようなんて気はサラサラないのです。追及すると、『我々は市場問題プロジェクトチーム(PT)の調査対象になっているため、勝手に判断して資料を出せない』という。“隠蔽体質”は全く変わっていません」

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