森会長を無力化へ 小池知事が仕掛ける「組織大再編」秘策

公開日:

 東京五輪の3競技会場をめぐる見直しバトルは、仕掛けた小池都知事が劣勢を強いられる皮肉な展開だ。組織委を率いる森会長の高笑いが聞こえてきそうだが、「崖から飛び降りて風を起こす」と言い切る小池知事が収まるわけがない。森会長の鼻をへし折る新たな一手があるという。

 森会長らの巻き返しが奏功し、2競技は予定通りの新設が決定。ボート・カヌーは「海の森水上競技場」、水泳は「オリンピックアクアティクスセンター」で決着した。残すはバレーボール会場として「有明アリーナ」を新設するか、「横浜アリーナ」に変更するか。マスコミに「3戦0勝」「全敗」などと報じられている小池知事は、イラ立ちを強めている。

 都政に詳しいジャーナリストの鈴木哲夫氏は言う。

「東京五輪の運営経費は組織委任せにしていたことで、3兆円超といわれるまで費用が膨張してしまった。スポンサー収入で埋められない穴を最終的に補填するのは都ですから、危機感を持つのは当然です。小池知事は組織委を都が指導監督できる監理団体に指定しようとしましたが、主導権を奪われたくない森会長が〈組織委は都の下部組織じゃない〉と猛反発。都の出資金57億円を返還するほど対立は根深くなっている。そこで、小池知事は抜本的な組織の見直しを検討しているようです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「誰のおかげで飯食ってんだよ」同年代アイドルの怒声に…

  2. 2

    CM中止で加速…NGT48イジメの構図と暴行事件の“犯人”探し

  3. 3

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  4. 4

    安倍官邸“大号令”か 厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作

  5. 5

    前のめり安倍首相に露が食わす「条文作成」の毒まんじゅう

  6. 6

    仏捜査のJOC会長の長男 竹田恒泰氏“父擁護”のトンデモ発言

  7. 7

    専門医は「説明不能」…米11歳少女の悪性脳腫瘍が消えた!

  8. 8

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

  9. 9

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  10. 10

    安倍首相の「フェイク発言」を追及しない本土のマスコミ

もっと見る