財務省が福田前次官のセクハラ“認定” 退職金減額の方針
財務省は27日までに、週刊誌でセクハラ疑惑が報じられて辞任した福田淳一前財務次官について、懲戒処分に相当するセクハラ行為が確認されたとして、退職金を減額する方針を固めた。
麻生太郎財務相はけさ、「処分を早急に実施したい」と語った。
関係者によると、被害を受けたとする女性社員が勤務するテレビ朝日側の弁護士と、財務省の顧問弁護士が接触。事実関係についてやりとりする中で、財務省側がセクハラ行為があったとの事実認定は避けられないと判断したとみられる。
退職金は規定上は約5300万円だそうだが、どれだけ減額されるかは明らかになっていない。セクハラで懲戒処分されるのだから、民間企業なら“全額没収”が当たり前だ。
一方、福田前次官は依然としてセクハラ行為を認めておらず、懲戒処分を受けた後も裁判で争う意向だというから、往生際が悪すぎる。