「ツッコミ中毒」が招くSNSの怖~い現実…「いいね」が欲しい承認欲求のドロ沼
「シェアして食べるバウムクーヘン」──そんな商品名のコンビニスイーツに〈それは俺が決めることだ〉と“ツッコミ”を入れたXのポストが大バズりしていた。
それを報じたネットニュースには、〈確かにシェアして食べるは余計なお世話かも〉〈1人で食べちゃいけないんだ……ってマイナスな気分になる〉〈みんな友達いっぱいの陽キャなんだろうな〉などと共感コメントがズラズラッ!
中には〈午後ティーを朝から飲んでもエエんやで〉〈“うま煮”の方が「うまいかどうかはこっちが決めることやろ!」と20年以上前から思ってた〉〈プリンで「なめらか」とか当たり前すぎて心配になります〉なんてツッコミもあって、大喜利状態になっていた。
「〈シェアして食べられるでいいのでは〉なんて冷静な指摘もありましたけど、大半の人はツッコミたいだけ、笑いを取りたいだけですよね。メーカーとしては話題になった時点で“してやったり”かもしれませんが」(流通業界関係者)
笑いのネタにしているうちはまだいいが、ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「最近はツッコミ合戦がヒートアップしてプチ炎上状態になったり、小規模とはいえ、商品の不買運動につながるケースもあるから厄介です」とこう続ける。