有森隆
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有森隆ジャーナリスト

 30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし、取材・執筆活動中。「カルロス・ゴーン『経営神話』の自壊」(「月刊現代」2004年9月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号=最終号)などを執筆。ゴーン会長の欺瞞性を鋭い筆致でえぐり出した。この仕事ぶりが、今、再び脚光を浴びている。

セブン&アイHD 鈴木天皇の辞任<上>幻となった社長更迭案

公開日:

 セブン&アイ・ホールディングスの中興の祖であり、カリスマ経営者として名を馳せた鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)は2016年4月7日、取締役会を招集した。場所は東京・千代田区の本社9階の会議室。議題は、子会社セブン―イレブン・ジャパンの井阪隆一社長兼最高執行責任者(COO)を更迭する人事案だった。

 鈴木は、セブン―イレブン社長COOの井阪を退任させ、後任に、子飼いの古屋一樹取締役執行役副社長を昇格させる人事案を提出した。鈴木は、これまで人事を意のままに決めてきた超ワンマンである。取締役会を開けば、当然、自分の人事案が通ると思い込んでいた。あにはからんや、人事案は取締役15人のうち賛成7、反対6、棄権(白票)2という結果となり、可決に必要な過半数の賛成が得られず、否決された。「鉄の結束」を誇る鈴木体制が崩壊し、事実上のクーデターともいえる瞬間が訪れた。

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