作家・原田伊織氏 西郷隆盛は粘着質のテロリストでした

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  ――現在の日本とは大違いです。

 政権の隠蔽体質だけは全く同じです。いまの日本は米軍が居座り、日米地位協定を盾に好き放題されている。米軍機が事故を起こしても日本は警察権すら行使できない。米軍の無線局は日本の電波法の適用外。米軍は出入国管理法の適用を受けないので、国内に何人の兵士が在住しているかを日本側は全く把握できない。米軍関係者は高速道路を走るときに料金を払わなくていい。だから観光旅行で高速を走るときもタダです。そもそもJALもANAも日本の領空でも米軍の認めたルートしか飛べない。もし幕末の徳川官僚であれば、このような不平等条約に、毅然とした態度で「ノー」を突きつけたはずです。明治150年の今日、西郷神話の虚偽と、幕末の外交交渉の中身をきちんと検証するべきだと思います。

(聞き手=本紙・森田健司)

▽はらだ・いおり 1946年京都生まれ。大阪外国語大卒業後、広告代理店に勤務。広告企画やテレビ番組制作に携わる。2005年、「夏が逝く瞬間」(河出書房新社)で作家デビュー。「明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト」(講談社)が歴史書としては異例の大ヒットとなった。ほかに「大西郷という虚像」(悟空出版)、「三流の維新 一流の江戸」(ダイヤモンド社)など著書多数。

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