有森隆
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有森隆ジャーナリスト

 30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし、取材・執筆活動中。「カルロス・ゴーン『経営神話』の自壊」(「月刊現代」2004年9月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号=最終号)などを執筆。ゴーン会長の欺瞞性を鋭い筆致でえぐり出した。この仕事ぶりが、今、再び脚光を浴びている。

小野薬品工業<下>オプジーボの対価で本庶氏と“冷戦状態”

公開日:

 京都大学の本庶佑特別教授のノーベル賞受賞決定を受けて、小野薬品工業は「本庶先生と共同研究できた巡り合わせに感謝しています」とのコメントを出した。

 しかし、10月1日、本庶氏は受賞会見で「この研究に関して、小野薬品は全く貢献していません」と断言した。

 受賞会見の場に似つかわしくない本庶氏の厳しい言葉を、各メディアは当初、黙殺した。

 ところが、10月11日発売の「週刊文春」(18年10月18日号)が「ノーベル賞本庶博士と小野薬品の“軋轢”」として報じた。小野薬品の対応に不満を募らせていた本庶氏は、ある時期、法的手段を取るべく行動を起こした。本庶氏と小野薬品が、互いに弁護士を立てて話し合いを行っているというのだ。

 文春の記事が出ると、製薬業界は騒然となった。本庶氏と小野薬品は二人三脚で新薬を開発したウィンウィンの関係とみられていたのに、オプジーボの対価をめぐり、“冷戦状態”になっていたのだ。小野薬品の株価は急落した。小野薬品の相良暁社長は、それまでの沈黙を破り、本庶氏に反論した。

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