有森隆
著者のコラム一覧
有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

小野薬品工業<下>オプジーボの対価で本庶氏と“冷戦状態”

公開日: 更新日:

 京都大学の本庶佑特別教授のノーベル賞受賞決定を受けて、小野薬品工業は「本庶先生と共同研究できた巡り合わせに感謝しています」とのコメントを出した。

 しかし、10月1日、本庶氏は受賞会見で「この研究に関して、小野薬品は全く貢献していません」と断言した。

 受賞会見の場に似つかわしくない本庶氏の厳しい言葉を、各メディアは当初、黙殺した。

 ところが、10月11日発売の「週刊文春」(18年10月18日号)が「ノーベル賞本庶博士と小野薬品の“軋轢”」として報じた。小野薬品の対応に不満を募らせていた本庶氏は、ある時期、法的手段を取るべく行動を起こした。本庶氏と小野薬品が、互いに弁護士を立てて話し合いを行っているというのだ。

 文春の記事が出ると、製薬業界は騒然となった。本庶氏と小野薬品は二人三脚で新薬を開発したウィンウィンの関係とみられていたのに、オプジーボの対価をめぐり、“冷戦状態”になっていたのだ。小野薬品の株価は急落した。小野薬品の相良暁社長は、それまでの沈黙を破り、本庶氏に反論した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    任侠山口組が組長制に 40数名が織田代表と親子盃、舎弟盃

  2. 2

    統一地方選で2ケタ議席「N国党」と「幸福党」大躍進のナゼ

  3. 3

    役者はセリフが命…山P「インハンド」にブーイングのワケ

  4. 4

    マラソン大迫傑が牙をむいた日本陸連の「本音」と「忖度」

  5. 5

    お笑い文化台無し!安倍首相の吉本新喜劇出演に府民大激怒

  6. 6

    「失われた10年」を「30年」に拡大させた戦後の無責任体制

  7. 7

    就職戦線“買い手市場”に激変 新卒採用は氷河期に向かう

  8. 8

    開幕5カード全負け越し“投壊”広島が再建託す2人の秘密兵器

  9. 9

    ジャニーズ頼みは厳しい?ドラマ視聴率と主題歌の相反関係

  10. 10

    衆院沖縄3区補選 屋良朝博氏の勝利に敢えて水を差す

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る