著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

征服者の夢に駆り立てられた責任は「日本人自身」にある

公開日: 更新日:
ミッドウェー海戦で沈没直前の空母「飛龍」/(C)共同通信社

 昭和17年6月のミッドウェー海戦などを取り上げて、事実の隠蔽を指摘する。

 この海戦では航空母艦4隻が沈められたにもかかわらず、事実は知らされなかった。その後も多くの戦線において敗れ、海軍の戦力は大幅にダウンしているのに、そういう事実が知らされることはなかった。真実を知ら… 

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