自衛隊員ゼロに…安倍政権が千葉県被災者の雨ざらしを放置
台風15号の直撃を受けた千葉県。県によると、先月30日時点で約2万2000棟の住宅が被災し、県内11カ所で、約50人が避難所生活を余儀なくされている。
被災者が頭を痛めているのが倒壊した屋根だ。雨が降れば部屋に水が入り、家財を腐敗させ、カビを発生させる原因にもなるからだ。被災者は一刻も早く壊れた箇所をブルーシートで覆いたいものの、高所作業でもあるためままならない。そこで自衛隊の機動力が期待されるのだが、ナント!1日時点で、現場で活動する自衛隊員はゼロというのだ。
仰天情報が判明したのは、1日の参院災害対策特別委。立憲民主会派の小西洋之議員が千葉県の被災家屋のブルーシート問題について質問すると、30日時点で県内にはブルーシート未設置家屋が1715軒あることが判明。さらに小西氏がブルーシート設置訓練を受け、即応可能な自衛隊員の数を尋ねたところ、防衛省の担当者は2000人と答えた。
ならば自衛隊が今すぐ対応すれば、あっと言う間に問題は解決。ところが、小西氏が続けて自衛隊員の活動人数を聞くと、担当者は「昨日の作業分をもって自衛隊が実施する箇所が終了したため、現時点では、本日活動予定はございません」と答えたから驚きだ。