孫崎享
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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

警察予備隊の発足時から今も続く憲法改正の動きと米国の影

公開日: 更新日:

 今年2月にベトナム・ハノイで行われた米朝首脳会談は合意なしに終わった。その後、米朝実務者協議がストックホルムで開催されたが、北朝鮮の金明吉首席代表は5日の会見で、「協議は我々の期待にそぐわず、決裂した」と語った。

 その数日前の9月30日に行われた国連総会の演説で、金星・北朝鮮国連大使は「米朝関係は現在までに進展なく、朝鮮半島情勢は緊張構造という悪循環から抜け出せずにいる」と言い、「米朝会談が機会の窓口となるのか、危機のきっかけになるのか、米国にかかっている」と指摘した。つまり、今後の成否は米国次第との立場を示したのである。

 北朝鮮が期待するもののひとつに朝鮮戦争に関する現在の休戦協定を平和条約に変え、その中で「相互の武力不行使」を宣言することがある。

 1950年に始まった朝鮮戦争は約70年経過した今も、その影響力が継続しているわけだが、日本も決して他人事ではない。日本の自衛隊の姿と民主主義の在り方をめぐる状況は驚くほど関連している。

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