安倍首相11.20退陣説 「桜を見る会」疑惑で政界の空気一変
「桜を見る会」の疑惑発覚から1週間。“安倍1強”だった政界の空気は一変している。安倍首相が直接関与した疑惑だけに、野党は「クビを取る絶好のチャンス」と押せ押せムードだ。安倍首相も危機感を強めているのだろう。珍しく記者のぶら下がりに21分間も応じている。とうとう政界では「11・20 安倍退陣説」まで取り沙汰される状況だ。
「桜を見る会」の疑惑は底ナシだ。次々に新たな材料が見つかっている。疑惑の焦点は「安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭」の会費だ。
前夜祭の会費は5000円だった。しかし、会場となったホテルのホームページには<パーティープラン><立食プラン1人1万1000円~>と記載されている。もし、安倍首相サイドが差額の6000円を負担していれば、選挙区内の有権者に対する寄付行為を禁じた公選法に触れる可能性が高い。
さらに「桜を見る会」の飲食物提供業務を、安倍夫妻の“お友達”が受注していたという疑いも上がっている。
「野党は千載一遇のチャンスと見て、安倍首相をトコトン攻めるつもりです。この臨時国会は12月上旬まで会期がある。まだまだ時間はあります。15日も追及チームが安倍事務所を訪ね、公開質問状を届けています。モリカケ疑惑と違って、桜を見る会の疑惑は明確な証拠がいくつもあるだけに、安倍首相は国会で立ち往生してもおかしくありません」(政界関係者)