伊藤博敏
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伊藤博敏ジャーナリスト

1955年福岡県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、1984年よりフリーに。経済事件などの圧倒的な取材力では定評がある。数多くの週刊誌、月刊誌のほか、現代ビジネスなどウェブニュースサイトにも寄稿。主な著書に「許永中『追跡15年』全データ」(小学館文庫)、「『カネ儲け』至上主義が陥った『罠』」(講談社+α文庫)、「金融偽装─米国発金融テクニックの崩壊」(講談社)、「黒幕」(小学館)などがある。

世間知らずの資産家がカモに…詐欺師のだましのテクニック

公開日: 更新日:

 茨城県警は今月12日、資産運用会社代表、柏木達哉容疑者(38)を出資法違反容疑で逮捕した。土浦市の40代の男性らに対して、元本と高利回りを約束、2325万円を預かったという。

 一見、ありふれた事件。だが、背後には生保会社のファイナンシャルプランナー(FP)が、「マネードクター」と称し、資産を洗いざらい聞き出したうえで、鉱山開発、不動産、民泊運用、未公開株、仮想通貨などに誘い込んで、カネを払い込ませて姿を消す、といった詐欺の流行がある。

 FPの資格を持つ柏木もそのうちのひとり。全国約150人から約3億6000万円を集めた。

 FPが詐欺師なのだからだますのは簡単。何でも詐欺の道具としたが、源流は10年から13年にかけて流行したタイの鉱山投資だった。「元本保証で運用利回りは月3%」といううたい文句に惹かれ、全国約1500人の投資家が約300億円を投資、だまされた。

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