宮田律
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宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

中東で感染が少ない新型肺炎「ウドゥー」が予防に役立つ?

公開日: 更新日:

 連日、新型コロナウイルスの感染拡大がニュースで取り上げられているが、中東での感染は少ない。2月17日現在で、アラブ首長国連邦(UAE)が9人、エジプトが1人といった状態だ。中東にはドバイやドーハなど巨大な国際的ハブ空港があり、新型コロナウイルスの感染が深刻な中国とも空路で結ばれている。中東では、2012年にMERSコロナウイルス(中東呼吸器症候群)がサウジアラビアで発生したことがあったが、その後イスラムの最大の宗教イベントといってもよいメッカ巡礼でもMERSが広がることはなかった。

 MERSは、中東で乗用、荷役、また食用として珍重してきたラクダが人への感染源として確定された。すでに本連載で紹介したように、この地域ではラクダの尿を医療に使う伝統もある。MERSはサウジアラビアで最初に発症したものの、サウジアラビアで2012年から13年に採取した約1万人の血清疫学調査では、MERSに感染した人はわずか15人で、全体のわずか0・15%にすぎなかった。

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