安倍政権が大喧伝 保険適用で“ウイルス検査難民”解消の嘘
6日から、新型コロナウイルスの検査が保険適用になった。政府は、検査を受けられない“検査難民”が解消するかのように喧伝しているが、大嘘だった。
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これまで、かかりつけ医が「要検査」と判断しても、保健所が検査を断るケースが相次いでいた。安倍首相は先月29日の会見で「保険適用により、保健所を経由することなく、民間検査機関に直接、検査依頼が可能」「かかりつけ医など身近にいる医者が必要と考える場合には、すべての患者がPCR検査を受けることができる」と強調した。
しかし、インフルエンザのように、どこの病院でも検査できるわけではない。全国約860カ所の「帰国者・接触者外来」と、都道府県などが認めた医療機関に限られる。3日の参院予算委で安倍首相は「(すべての患者は)今すぐできるとは申し上げていない」とトーンダウンしている。